【おすすめ】半分の月がのぼる空【小説】

「半分の月がのぼる空」と聞いてどんな小説をイメージするでしょうか?

この小説は「いつかは終わりの来る日常」を描いた恋愛小説になります。
実は小説分類としてはライトノベルになります。
しかし、内容、文章ともに一般小説ともいえます。

私が小説、ライトノベルを読むきっかけになった作品です。

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あらすじ

不治の心臓病に侵され入院生活を送っている少女「秋葉里香」と、その病院に一過性の肝炎で入院することになった少年「戒崎裕一」の関係を描く物語。

戒崎裕一は入院中に病院を抜け出そうとしたところを看護師の谷崎亜希子に見つかる。
谷崎は、黙認する代わりに入院している秋葉里香の話相手になるように裕一に命令する。

秋葉里香というのは厄介な患者で、非常に我が強くわがまま。前に入院していた病院では看護師に病院食をぶっかけるという悪行をなしているとのこと。

そんな少女、秋葉里香に対して最初は批判的な態度をとっていた裕一であった。秋葉里香も裕一に対して反抗的な態度で迎え撃つ。
日常を過ごす中で二人の距離が少しずつ縮まっていく。

ある日、里香は裕一に「自分が心臓の病気を患っており、もうすぐ死ぬこと」を告げる

裕一はその話を聞き絶望に落ちる…
里香は、自分の命をあきらめていたところに裕一が現れ、生きたいと望むようになる。

主治医の夏目、看護師の谷崎、裕一の親友である世古口、水谷、山西…
多くの人との関わりを通じて、少年少女は自分たちのいつか終わる未来に対して歩み始める。

おすすめポイント

・終わりの来る日常をテーマにした感動作品
 もうとにかく泣ける。

終わりのある日常というのは、私たちも同じです。
しかし普段あまりそんなことを意識する人は多くはありません。
この作品では、ヒロインに迫る終わりと登場人物の葛藤が描かれています。
日常に終わりがあることを想像させられる。
作中の彼・彼女にもいつかは終わりが来るということを嫌でも想像させられる作品です。

・泣ける作品ではあるが、日常をテーマにしているため笑えるエピソードが多い。
 全体で観れば感動作品なのですが、日常が非常にコミカルに描かれているため辛くて読みたくないということにはなりません。非常にバランスが取れた良い作品だと思います。

まとめ

「半分の月がのぼる空」というタイトルの意味はぜひ読んで確かめてもらいたいです。

人生観に影響を与える作品に巡り合える方は少ないと思いますが、私の人生観に影響を与えた作品がまさに「半月」でした。

アニメ化・ドラマ化までされていますが、絶対に小説を読んでいただきたいです!
小説がつらい方はアニメをおすすめします。

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